VIOPS設立にあたって

VIOPS Virtualized Infrastructure Operators group START!
仮想化インフラストラクチャ・オペレーターズグループ 開始

私が最初に仮想化技術に触れたのは10年以上前、Multichassis Multilink PPPで呼(こ)が、筐体から筐体へOffload(依託)処理するのをこの手で設定した時でした。

あれから10年。現在は Pseudo Wire(仮想線)上にVPN(仮想網)が幾重にも層を成し、VLANで閉塞される時代となりました。

Server OSは仮想化されVM(仮想マシン)上で動き、Applicationは仮想化カプセルの上で動作をはじめています。

I/Oが仮想化されハードウェアを見ずに、活線挿抜できるようになりました。


ただ課題も出てきました。それは仮想化レイヤーと実レイヤーとのギャップを誰がどのように運用し続けていくかです。

仮想化されたデバイスの命名則ひとつ決めるだけで飛躍的に人災を軽減でき、仮想化中で信号の導通試験方法を知っているだけで、障害時間を短縮できます。

10Gbps帯域上で限界性能まで動く4Gbpsのデバイスドライバなど未体験領域も目の前に存在しています。

まずはみんなで「知ること」。それが仮想化世界で必要な最初のことなのかもしれません。


Wire-once, provision-many! 「結線は一度、可能性は無限大!」


コンピュータ技術の集大成が仮想化世界には全てあります。我々にはまだ学ぶことが沢山あります。さぁ、みんなで楽しんでいきましょう!

 

2008年8月11日

松本 直人

 

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